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遺伝子組み換え(GM)ナタネの自生調査

4月9日(日)、環境委員と募集チラシにて集まった組合員、計7名と事務局2名で「遺伝子組み換え(GM)ナタネの自生調査」を実施しました

【抜取りの様子】

調査活動では、「抜き取り」「地図に記入」「検体をテープで巻き記号を書く」「写真」「車の注意喚起」などの役割分担をして実施します。

                          
    

【簡易検査の様子】
コンタミを防ぐために、そのつど手を洗います。もちろん器具も毎回取り替えます。
葉をちぎり、爪楊枝で潰します。






【遺伝子組み換え簡易検査の結果】
簡易検査では2種類の除草剤耐性遺伝子の有無を検査します。除草剤耐性遺伝子とは、その除草剤がかかっても枯れない遺伝子をもっているということです。
右の写真=モンサント社の除草剤ラウンドアップ(成分名グリホサート)の有無を検査。
左の写真=バイエルクロップサイエンス社の除草剤バスタ(成分名グリホシネート)の有無を検査。
検査紙を差し、しばらくすると「赤い線」がでます。1本なら陰性、2本だと陽性です。






輸送ルートが変わったのか、トラックへの積込方法が改善されたのか、今年は全て「GM陰性」でした。しかし、これまでの簡易検査紙が2倍以上に値上がりしたため別のものに変更しており、新検査紙でGM陰性だったものが、旧検査紙ではGM陽性になる事例も報告されており、検査結果には不安も残ります。

【遺伝子組み換えナタネの自生調査とは?】
日本はナタネの99%以上を輸入しています。また、そのほとんどをカナダから輸入、カナダでは遺伝子組み換え(GM)ナタネの栽培面積が80%以上を占めているといわれています。ナタネは、主に食用油加工用、飼料用として輸入されています。そのナタネが運搬時にトラックなどからこぼれ落ち、自然環境中で生育している可能性があります。このため、こぼれ落ち等が想定される主要なナタネの輸入港周辺とその周辺幹線道路を対象に調査を行います。
この調査は、GMナタネの自生状況を全国の市民が監視、その結果を行政および関係業者との共有することでGM問題に対する世論を広く喚起、遺伝子汚染を食い止めるために行政および関係業者に対して速やかな対策を求めることを目的に実施しています。また、この調査は全国の生協団体や市民団体が実施しており、結果を報告しあっています。

【どこで抜取り調査をしているの?】
私たち生活クラブ愛知では、2008年から「遺伝子組み換えナタネ自生調査」を開始、県道55号沿(東海市)での定点観測を継続して実施しています。そして、残念ながら毎年「GM陽性」の自生ナタネを確認してきました。(今回は全てGM陰性でした)
                                                                                                                                 

 
【抜取り地点】
 













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